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ざんしんシルクのまゆふたへ poireau(ポワロー)
季節は春から初夏へと流れ往く晴明から穀雨の節季ですが、朝晩はまだまだ冷え込みますね。
昼間の気候が暖かくなっても朝晩の温活は欠かせません。
お陰様で cirque du soie -絹のサーカス- の ito のご愛顧も広がってきてたくさんの糸をつくらせていただいています。と言う事は(通常ならロスとして捨てられる位の量の)綿と絹を撚り合わせる際のごく少量の余り糸「ざんしんシルク」も自ずと増えて来て。
ある程度まとまって溜まってきたら再び愛知県の撚糸工場さんに送って、大変な手間ですが(もちろん工賃はきちんとお支払いして)約20本の糸を繋ぐことで靴下工場さんで使いやすい1kgの仕立てに、また新たに仕上げて貰います。
前回はこれを和紙糸と引き揃えてざんしんシルクの五股旅(5本指くつした)「main du chat」をつくりました。
今回はこれをどう有効活用しようかと考えた時に「そうだ、友達からもう少し薄くでピタッとした感じの服の中に履けるレッグウォーマー欲しいって言われてたな」とふと思い出し。
ここからがものつくりのモノガタリ。糸の番手(太さ)に合わせて編機を考えるとファーストサンプルはシルク2本取りで裏糸(=伸縮糸。編み生地のフィット感キックバックによる形態安定、ダレ感を防ぐには必須)はこれで、この針数の編機で、と適正とされる編機、表糸、裏糸使いで生地を二重にして縫製すると、厚みはあるものの編み地の伸びが悪く、ぽってり窮屈、何とも言えない履き心地の悪さ。じゃ、裏糸を細くするかとセカンドも、やっぱまだまだ伸び悪く、これはどうしたもんじゃろなーと。
色々な試行錯誤の結果、工場さんがつくってくれたサードアルバム、いや、サンプルは、なかなか傑作セカンドアルバムを超える作品に巡り会えないアーティストあるあるを遥かに凌駕する、傑作サードサンプル(この際アルバムでも良い!)となったのでした。
編地を二重にして縫製するのは厚みを出すと言うのでは無く、空気を纏って欲しいから。体温から伝わる熱が放射されずその空間に溜まることで文字通り「あったまる」んじゃないかなと思ったから。
そんな仕様で編み地を作る時には「この編機にはこの太さの糸できっちりと」言う固定観念も時には覆すことが必要だとわかったことが今回のハーベスト。
結論から言うと表糸1本取りで裏糸に少し糸を足して二重にして縫製。なぜかと言うと編み地を折り曲げ二重にすると言うことは糸は1本取りでも2本取りで編んだ編み地と同等の厚さになる、と言うことはファースト、セカンドは通常の編み地の倍の厚み、糸で言うと4本取り相当の編み地だったのでそりゃ伸びも悪いよね、と。
奈良県北葛城郡広陵町の靴下工場の職人さんが表糸を1本にする代わりに編み地として成立するために裏糸を調整してくださり、二重にして縫製し、上がって来たサンプルは伸び感、フィット感も最適で、二重の編み地の間に溜まった暖かな空気を纏っている「あったまる」感も肌で感じられ、何より二重にすることで編み地の肌に当たる側はオールシルク、絹の紬糸のサラッとしっとりな心地良さを直に感じられるつくりとなっています。
ふくらはぎまで伸ばして履いても、クシュっとしても、おやすみの際は踵を越えて足の甲くらいまでギプスの体でくつしたに重ねると足元ポカポカ安眠の友として。日差しの強い日はシルクの肌触りの心地良さを腕で感じていただいても等々、使い方はご自由に。
poireau とはフランス語で葱のこと。ネギの中でもポロねぎと言って白い部分が長くて太い様がこの1×1リブの絹の二重(ふたへ)のウォーマーに重なったのでした。
ニジュウではなく「まゆふたへ」と命名したのは決してアーティストあるあるな事由ではありません。
二重の繭であなたの暮しを快適に、どうぞご自由にネギらってやってくださいませ。
生産時によってきなりの色味に個体差が生じる場合がございます。
残糸のためその時によって肌触りなど質感の差も若干変わる場合がございますこと
ご容赦くださいませ。
フリーサイズ
総丈 約33cm
幅 約10cm
伸び寸法(真ん中辺りで二重の編み地の端っこを持って横にいっぱいまで引っ張った寸法)約24cm
組成:シルク73%ナイロン24%ポリウレタン3%
genuine made in Japan
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