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poireau
¥1,760
ざんしんシルクのまゆふたへ poireau(ポワロー) 季節は春から初夏へと流れ往く晴明から穀雨の節季ですが、朝晩はまだまだ冷え込みますね。 昼間の気候が暖かくなっても朝晩の温活は欠かせません。 お陰様で cirque du soie -絹のサーカス- の ito のご愛顧も広がってきてたくさんの糸をつくらせていただいています。と言う事は(通常ならロスとして捨てられる位の量の)綿と絹を撚り合わせる際のごく少量の余り糸「ざんしんシルク」も自ずと増えて来て。 ある程度まとまって溜まってきたら再び愛知県の撚糸工場さんに送って、大変な手間ですが(もちろん工賃はきちんとお支払いして)約20本の糸を繋ぐことで靴下工場さんで使いやすい1kgの仕立てに、また新たに仕上げて貰います。 前回はこれを和紙糸と引き揃えてざんしんシルクの五股旅(5本指くつした)「main du chat」をつくりました。 今回はこれをどう有効活用しようかと考えた時に「そうだ、友達からもう少し薄くでピタッとした感じの服の中に履けるレッグウォーマー欲しいって言われてたな」とふと思い出し。 ここからがものつくりのモノガタリ。糸の番手(太さ)に合わせて編機を考えるとファーストサンプルはシルク2本取りで裏糸(=伸縮糸。編み生地のフィット感キックバックによる形態安定、ダレ感を防ぐには必須)はこれで、この針数の編機で、と適正とされる編機、表糸、裏糸使いで生地を二重にして縫製すると、厚みはあるものの編み地の伸びが悪く、ぽってり窮屈、何とも言えない履き心地の悪さ。じゃ、裏糸を細くするかとセカンドも、やっぱまだまだ伸び悪く、これはどうしたもんじゃろなーと。 色々な試行錯誤の結果、工場さんがつくってくれたサードアルバム、いや、サンプルは、なかなか傑作セカンドアルバムを超える作品に巡り会えないアーティストあるあるを遥かに凌駕する、傑作サードサンプル(この際アルバムでも良い!)となったのでした。 編地を二重にして縫製するのは厚みを出すと言うのでは無く、空気を纏って欲しいから。体温から伝わる熱が放射されずその空間に溜まることで文字通り「あったまる」んじゃないかなと思ったから。 そんな仕様で編み地を作る時には「この編機にはこの太さの糸できっちりと」言う固定観念も時には覆すことが必要だとわかったことが今回のハーベスト。 結論から言うと表糸1本取りで裏糸に少し糸を足して二重にして縫製。なぜかと言うと編み地を折り曲げ二重にすると言うことは糸は1本取りでも2本取りで編んだ編み地と同等の厚さになる、と言うことはファースト、セカンドは通常の編み地の倍の厚み、糸で言うと4本取り相当の編み地だったのでそりゃ伸びも悪いよね、と。 奈良県北葛城郡広陵町の靴下工場の職人さんが表糸を1本にする代わりに編み地として成立するために裏糸を調整してくださり、二重にして縫製し、上がって来たサンプルは伸び感、フィット感も最適で、二重の編み地の間に溜まった暖かな空気を纏っている「あったまる」感も肌で感じられ、何より二重にすることで編み地の肌に当たる側はオールシルク、絹の紬糸のサラッとしっとりな心地良さを直に感じられるつくりとなっています。 ふくらはぎまで伸ばして履いても、クシュっとしても、おやすみの際は踵を越えて足の甲くらいまでギプスの体でくつしたに重ねると足元ポカポカ安眠の友として。日差しの強い日はシルクの肌触りの心地良さを腕で感じていただいても等々、使い方はご自由に。 poireau とはフランス語で葱のこと。ネギの中でもポロねぎと言って白い部分が長くて太い様がこの1×1リブの絹の二重(ふたへ)のウォーマーに重なったのでした。 ニジュウではなく「まゆふたへ」と命名したのは決してアーティストあるあるな事由ではありません。 二重の繭であなたの暮しを快適に、どうぞご自由にネギらってやってくださいませ。 生産時によってきなりの色味に個体差が生じる場合がございます。 残糸のためその時によって肌触りなど質感の差も若干変わる場合がございますこと ご容赦くださいませ。 フリーサイズ 総丈 約33cm 幅 約10cm 伸び寸法(真ん中辺りで二重の編み地の端っこを持って横にいっぱいまで引っ張った寸法)約24cm 組成:シルク73%ナイロン24%ポリウレタン3% genuine made in Japan
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CAMINO
¥4,950
re-specked cotton® の自在綿筒(じざいめんとう)「camino by sare-nte(カミーノ・バイ・サレンテ)」 カミーノとはイタリア語で暖炉と言う意味も含む煙突の事。 ファーストサンプルは niente 店主 見城ダビデ氏の私物にインスパイアされつつも、オリジナルパターンを奈良県天理市の手袋・五本指靴下工場さんと針数15G(ゲージ)のホールガーメント編機で開発。島根県で紡績し、前後の綛(かせ)上げ、仕上げコーン巻き工程は愛知県、手染めに近いアナログな工程も含んだ染色は新潟県の工場さんで加工した、saredo のムラ染めのリサイクルコットンを、継ぎ目無くガーター編みに。 細かな凹凸の畔が温かな空気を孕み軽やかに、上下前後の見立てを変えたり、ねじったりする事でヘアバンドにもネックウォーマーにも。 運動不足が気になるかたにはランニングやウォーキングの際に飛沫拡散防止に役立つフェイスガード/ネックゲイターとしても。 ムラ染めの ito が煙突にかかる朧雲のようにスモーキーな表情を醸し出し、経年による味わいが季節を重ねるたび深まって。 「物事の見方を変えると世の中はちょっとおもしろい」と言う niente が伝えるメッセージのように、使うかたが自分自身の見立てで自由自在に、もっとたくさんの使い方を発見していただけましたら幸いです。 camino by sare-nte は東京豪徳寺にある雑貨と自転車を販売するギャラリー的なお店 「niente と tokyobike(ニエンテとトウキョウバイク)」と saredo が一緒につくったダブルネームのプロダクト。 https://www.niente.co.jp/post/camino 秋冬や風が気になる季節(とき)はネックウォーマー、春夏や風が気になる季節(とき)はヘアーバンドと、自転車に乗る際に巻き物や被り物がはためき外れそうになる危険もなく、スポっと被るだけで着用出来て安全に。自らが心地良い風と共に在りながら、チクチクしないで首元暖かく、頭部は髪を押さえて爽やかに。 四季折々で活躍するサレドモノを通勤や通学、ちょっとしたお出掛けや散歩、ランニング、おうちでリラックスする時など、デイリーに様々なシーンで、ご自身の自由な見立てでお使いいただけましたら幸いです。 フリーサイズ 横(折り返し部分を上にした端の左右の長さ①)約22.5cm(置き寸法)/ 約59cm(①を引っ張った場合の伸び寸法) 高さ 約16.5cm(①から短い方の先端までの上下寸法)/ 約20cm(①から長い方の先端までの上下寸法) 男女兼用 (個人差、編地による個体差がありますことご了承ください) 組成:コットン87% / ナイロン 9% / ポリウレタン4% genuine made in Japan 埋め込み動画は TAKE GOOD CARE OF SAREDO LESSON 2. LES SAUVETEURS 2020年5月23日(土) 21:00PM~ Instagram、IGTV @saredo_watanowa のアカウントにてON AIR。 ~6:09 ご挨拶〜自己紹介~LES SAUVETEURSについて ~15:09 Vega(リサイクルコットンの3D消臭マスク) ~20:32 144 & seashore(うすふわくつした&丸編みワッチ)被り方おさらい、丈感など ~25:49 リサイクルコットンの股引レギンス「fork & fork haze」 ~30:19 B side of saredo(Vega と fork haze のお求めやすいB面の曲たち) ~36:53 ざんしんシルクと和紙の5本指靴下「main du chat」、冒頭レギンス色展開について ~46:35 camino by sare-nte(ヘアバン、ネックウォーマー&ゲイター)、スペシャルゲスト niente 店主 見城ダビデさん登場!niente さんの活動紹介~出逢いからダブルネーム camino が出来るまで 〜56:52 camino 被り方、身に着けかた講座~ niente さんの今 ~59:59 niente オリジナルプロダクトご紹介〜〆のことばの途中で… https://saredo.theshop.jp/categories/2483235 https://www.niente.co.jp
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star5ish
¥1,980
フィンガーフリーのわた指袋「star5ish(スターフィッシュ)」 落ちわたを暮しに取り入れると言う価値観を使うかたと共有したい、と言う想いでものつくる saredo があたらしくつくったサレドモノは手袋。 手袋って、足袋と書いて「たび」は二股で指と言うよりは足全体を包む感じですが指それぞれだと五本指靴下、五本指足袋とは言いませんよね。なので saredo は五股旅(いつまたたび)と名付けましたが、今度もそんな感じです。 ちゃんとそれぞれの指が袋に入ってるんだから、落ちわたの ito でつくってるんだから「わた指袋(わたゆびぶくろ)」で良いんじゃない? そんな、簡単なのかややこしいのか、遊びなのか仕事なのか、わからない感じにもう少しお付き合いください。 奈良県天理市にある手袋、五本指靴下の工場さんの13G(じゅうさんゲージ)の手袋編機で、島根県の紡績工場さんで綿糸を紡績する際に発生した落ちわた(未利用綿)100%で再生し大阪府にある染工場さんで染めたリサイクルコットンを表に、裏側に有機繊維「アクリル」に対して金属化合物「銅化合物」をコーティングして生まれた国産の耐久導電繊維を使用して編みました。 銅には高い導電性(タッチパネルでの使用可、静電気が起きにくい)や優れた抗菌性(洗濯30回後も抗菌活性値5.9という強い抗菌性を表面でキープ、品質検査報告書参照)、温感性と言った多岐にわたる効能があり、ローテクの甘撚りリサイクルコットンのチクチクしないやわらかな風合いとイージーケア性に、ハイテクの銅イオン繊維の機能性が加わった、頼もしくあたらしい暮しの道具が出来ました。 「緊張と緩和」が個人的にはこれからの数年間のキーワードになるかと思いますが少し張り詰めた気持ちを時には解しながら、グッと手を握り締めるのではなく、パッと5本の指を広げて少し楽な気持ちで、お出掛けの際などにお連れいただける暮しの友としていただけましたらと思います。 一緒に引き揃えて編んでいるアクリルの繊維が表側に線が出てるように見える場所も製品によってございますがご使用には問題ございません。それもまた味として受け止めていただけたらと思います。 L(主に男性用) M(主に女性用) (個人差、編地による個体差がありますこと、ご了承ください) 組成:コットン82.3% / アクリル15.8%(銅イオン化合物)/ ポリエステル1.4% / ポリウレタン0.5% genuine made in Japan